秋の深まりを感じる11月中旬、都心からわずか1時間半で行ける鎌倉へ紅葉狩りに出かけました。人の多い観光地のイメージがある鎌倉ですが、渓谷・庭園・竹林をめぐるルートを歩くと、驚くほど静かで落ち着いた時間を過ごすことができました。今回はその体験を時系列でまとめます。
旅の概要
- 日程：2025年11月中旬（平日）
- 出発地：東京駅
- 訪問地：大平山 → 瑞泉寺 → 浄智寺
- 交通手段：JR横須賀線＋徒歩＋バス
- 歩行距離：約12km
- 予算：1万円以内（交通・食事・拝観料込み）
1. 朝の鎌倉駅と小町通り散策（8:30〜9:30）
東京駅から横須賀線に揺られて約1時間。朝の鎌倉は澄んだ空気に包まれ、観光客もまばらです。
小町通りを歩くと、焼きたてパンの香りやせんべいの香ばしい匂いが漂い、抹茶スイーツを頬張りながら紅葉を背景にのんびりとした朝を満喫しました。
2. 大平山ハイキングで渓谷美を堪能（9:45〜12:00）
バスで登山口へ移動し、ゆるやかな道を歩くこと約45分。頭上を覆うカエデの赤や黄、渓流に映る紅葉が揺れ、まるで絵画のような光景が広がります。
ポイント
- 遊歩道が広く、安心して歩ける
- 渓谷の静けさと紅葉の鮮やかさのコントラスト
- 展望台からは鎌倉の海と山並みを一望できる
自然の中で深呼吸をすると、普段の疲れがすっと抜けていくようでした。
3. 瑞泉寺で庭園の紅葉を愛でる（12:30〜14:00）
下山後は瑞泉寺へ。拝観料300円で、苔むした石畳と鮮やかな紅葉を眺められる贅沢な時間。
庭園を歩いた後は、抹茶と和菓子で休憩。耳に届くのは葉の揺れる音と小鳥のさえずりだけで、都会の喧騒を忘れさせてくれました。
4. 浄智寺で竹林と紅葉の共演を楽しむ（14:15〜15:30）
瑞泉寺から徒歩15分、浄智寺へ。竹林の隙間から差し込む光と紅葉のコントラストが美しく、落ち葉が舞う様子はまるでスローモーション映像のよう。しばらく立ち止まり、自然のパフォーマンスを堪能しました。
5. 鎌倉駅で早めの夕食（15:45〜17:00）
観光客が増える前に駅へ戻り、和食店で山菜天ぷら定食を注文。熱いお茶をすすりながら、スマホに収めた紅葉の写真を振り返り、「また来たい」と思わずつぶやいてしまいました。
まとめ
- 所要時間：約8時間／歩行距離12km
- 見どころ：渓谷・庭園・竹林を一度に楽しめる
- 費用目安：交通費・拝観料・食事を合わせて1万円以内
平日の鎌倉は驚くほど静かで、自然とじっくり向き合える特別な時間を過ごせました。次は桜の季節に、同じルートを歩いてみたいと思います。
